いくら良い商品を扱っていても”売れない”決定的な理由とは?
つい先日、ヨメさんがとても 怒っていました。
「ちょっと聞いてよ! 保育所の近所に最近できた 発酵食品を扱うお店知ってる?」
「気になってたから、 ちょっと寄ってみたんだけど、 そのときに対応してくれた店員さんの 態度が、ほんとーにひどいのよー!!」
どうやら、娘が通っている 近所にできたお店での 店員さんの態度が気に入らない とのこと。
よくよく話を聞いてみると、、、
妻が手にとった 商品に含まれている成分について 質問をしたらしいのです、
ところが、 回答になっていないばかりか、 専門用語を使って、適当にはぐらかされた。 バカにされている気持ちになったらしいのです。
「もう、絶対あのお店にはいかない!」
そんな風に 怒り心頭で、怒っている妻の姿を見て わたしは思いました。
店員さんは ”お客さんは商品を買いに来ている” と勘違いしている
のだと。
これは、 ビジネスの基本中の基本ですが、
お客さんは、 売っている商品・サービスを買いに 来ているのではありません。
ぶっちゃけて言うと・・・・
商品・サービスに 基本的には興味がありません。
もし、 この文章を読んで
「えっ!?どういうこと?」
となったあなたは要注意です。
どういうことかというと、 お客さんは、 自分自身が抱えている
”問題を解決したい”
だけ。
結果的に 商品・サービスを買うだけである。 ということです。
わたしたちのような起業家は どうしても、 自分たちが作った商品・サービスに対して 思い入れや愛着があるため、 ”商品”を売ろうとしてしまいます。
すると、 どうなるかというと ”売れない”のです。
なぜなら、
お客さんはいったい どんなことに悩んでいるのか?
どんなことを叶えたいのか?
そのために、どんな商品・サービスがあればいいのか?
というような お客さんの問題解決のための 商品・サービスという考え方が不在だからです。
今回、 ヨメさんが訪れたお店は もしかすると、お客さんのことを 商品を買いに来ている単なる人。とだけしか とらえていないかもしれません。
「どうして、 この商品の成分が気になるのですか?」
「どういったことでお困りで この商品を手にとったのですか?」
このような一言を付け加えて お客さんからお悩み・希望・問題などを ヒアリングするだけでも
あっという間に、商品・サービスが 売れてしまう
のに、もったいないなぁー と感じたエピソードでした。
PS 今度、何もわかっていないふりをして、わたしもお店にいってレポートをしてみようと思います!